巨根デブの日の話

なぜ今日(1118日)が巨根デブの日なのか?

昨晩、床につく頃には日を跨いでおり、ベッドの中でX(旧Twitterを見ると1118日が「巨根デブの日」だと告げるポストを見つけた。

 

何故…?

 

そのポスト見て以来、どうして1118日が「巨根デブの日」と言われていのか気になってしまい、仕事中もずっと思考から離れなかった。

 

由来は?誰が決めた?巨根デブを?

 

何故今日が、「巨根デブの日」なのか、1日考えて、頭が巨根デブで溢れてしまったのでブログを書こうと思ったのだ。

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ワーフリの話

そんなバカな。

5月15日。

今日は仕事が休みで、用事も午前中に早々にすませ、先週参加したイベントの戦利品でも読んで優雅な休日を過ごそうと思案していた矢先のこと、公式からのツイートに力が抜けた。

ワーフリサービス縮小。

またか。この感覚か。

この哀しみには慣れることはできないだろう。



ワールドフリッパー、通称ワーフリはCygamesが手がけるソーシャルゲームだ。

worldflipper.jp

個性的なキャラクターに読み応えのあるストーリー、奥深い世界観や職人の魂を感じる大迫力のドット…。多くのユーザーを魅了し、多くのユーザーに愛されている。

そんなワーフリがサービス縮小の発表をした今、ワーフリを振りかえることが今の自分にできる最大限の感謝と、気持ちを落ち着かせる手段なのだ。



ワーフリを始めたのは、サービス開始してから数か月後の2020年1月のことだったと記憶している。

ガンバレルーヤが出演している、テレビCMを見ていたし、当時開催していたイベントで配布していた斗和キセキを所持しているし多分間違いないだろう。

斗和キセキ - YouTube

まぁ実際、始めたきっかけはツイッターで見かけたアルクロの漫画を読んで心が躍動したからなのだが。ありがとうアルクロ漫画を描いてくれた人。

そんなこんなで初めたワーフリだが、私が「持っていかれた」のは

第1部5章のラスト、アドミニスター戦だった。

哀しい戦いの中、ディアの歌う「Lullaby for salvation」 が戦闘BGMで流れたらそりゃダメだ。泣く。

ワーフリ良いゲームだなぁ!!!!俺はついていくぞ!!!!!

この瞬間、そう思った。

そうそう、曲がいいんだ。ワーフリ。

ディアたそが歌う楽曲もさることながら、イベントBGMも良いし、キャラに固有BGMもあるしどうなってんだ。

www.youtube.com

そして、ディアちゃんからも分かるように、多様な種族のキャラクターがいることもワーフリの魅力だ。

ぜひ、みんなも自分の推しを見つけてくれよな。


因みに私の推しはファフくん。

https://worldflipper.jp/character/detail.php?char=01cda74dd5e05763f21012c83be76023

kawaii。ファフくんの同人誌も出しちまった。

ホンマすまん。


魅力的なキャラばっかで、全キャラ、キャラごとにキャラクターエピソードも読めるから超楽しい。

キャラ同士のつながりとか、世界との関わりとか、本編で語られないことも接種できてオタクの気持ちイイところをこれでもかと刺激してくれる。

多分、ワーフリをしている人でも全部のキャラエピを読んでる人は少ないのではないだろうか。テキスト量も膨大だし。

でも、読んでない人は是非読んでほしい。今まで興味なかったキャラのこと一気に好きになることもあるし、急に推しがキャラエピに登場して不意打ちくらうこともあるし、「詰まってるぞ」。キャラエピ。

せめて、好きなキャラ分だけは読んでほしい。

キャラ固有BGMも聞けて、ワーフリドットのエぐさにひっくり返るぞ。


ワシはそうだな…。ロンダールさんのキャラエピとか好きだな。是非。


そしてキャラの話になるとなによりもなのだが、

主人公組の4人が超好きなんだ。箱で推せる…。

ずっと健やかにいてほしい。

ストーリーを通じて成長していく姿も、縮まっていく距離も、互いの信頼感もクソ良い。

4人揃うと安心する。どんなことにも打ち勝てそうな。最強か?ってなる。


そうだよ。ストーリーがいいんだよ。凄く。

7章の最後「灯を点けて」読んでグシャグシャになった後、7章クリア後の概念礼装つきつけられて、目の奥が痛くなったのは私だけではないだろう?みんなだよ。

しかも今メインストーリー公開されてるじゃないか。すげぇ。


そんなワーフリがサービス縮小なんだ…。

まぁあくまで「サービス縮小」で「サービス終了」ではない。まだ楽しませてくれるんだ。


しかし、ワーフリのサービス縮小を見て、「ドラガリのときみたいだ」と感じたのはツイッターを見る限り、私のほかにもいるようだ。

ドラガリア・ロスト、通称ドラガリはワーフリと同じくサイゲのソシャゲだ。

dragalialost.com

ドラガリがサービス縮小を発表してから、サービス終了までの流れと同じものを感じ取ってしまったのだ。

そう思うと、ワーフリのサ終も近いのではないかと、考えてしまう。

好きなものが終結へと歩むけど、たった1ユーザーの私にはなにもできないのだ。

ただ見守り、受け入れ、今まで楽しかった、ありがとうと、賛辞と感謝を述べるだけで精いっぱいだ。


いやだな。終わらないで欲しい。

でも、メインストーリーはちゃんと完結までしてくれるそうだ。

それは凄く嬉しい。最後までしてくれる。ありがとう。

実際わからないけど、スタッフからも愛されていたゲームなんだと私は思っている。

だからこそ、これほどまで魅力的なのだと思う。


今、最終章である12章の前編が公開されている。

私はまだ読めていない。少し勇気がいる。

そして今まさに、メインストーリーの画面を開いた。

「さよならの時」

もうだめだ。

すでに泣ける。


ああ。好きだったなぁ。

周年記念の生放送とか楽しみで、ちゃんと見れるように仕事を調整したし、同じワーフリプレイヤーを誘って一緒に見たし、放送で自分の投稿が紹介されたときはホント嬉しかった。


…ドーサルブラザーズって敵キャラがいたんだ、鮫の三兄弟。

各々の名前を質問で聞いたら、答えてもらえて、名前が判明したことがあって…。

超~~~~~~~~~~嬉しかったなぁ。


ああ。ありがとうワーフリ。

気の早いブログを書いてしまっている気もするが、まぁいいか。

まだサービス終わるわけじゃないですしね!

3.5周年イベントもまだあるし、楽しみ~~~~~~~~~~~!

どかんどかんどかん!!!!

これからも楽しむぞ!

私は12章を読んでくる。

ボクファンの話

もう、あの日から2週間も経つのかと思う反面、まだ2週間しか、とも思ってしまう。

 

つい昨日のことのようにも、遠い昔のことのようにも思えるまるで夢を見ているような時間だったなぁ、なんてあまりにもクサいけど、こう言っていたら、まだあの楽しい時間を思い出せるからそうする。

 

―――

2019年6月7日金曜日

ボクファン前々日、私は職場で唸っていた。とりわけ忙しいわけでも、急な案件が舞い込んできたわけでもない。

明後日のボクファンに向けてただただ早く帰りたかった。

 

夜の9時を回ってそろそろ帰ろうと支度をしながらラインをチェックする。

今日からスタッフの2人(ユウさんとしもちゃん)と合流することになっていたので、ラインで2人の状況を確認し、よしよしと頷く。問題なく時間通りに合流できそうだ。

 

遠方からこちらにやってくる二人に「今から向かう」と返信して職場の鍵を締める。

 

そして退勤し、職場前の横断歩道でトラックに轢かれそうになるわけだが、間一髪避けたので運がいい。(ソシャゲのガチャは出ない)

因みにその日の昼間は階段から落ちそうになるがなんとか回避したので健康体。

まだ死ねねぇ。そんな気持ちだった。

 

合流場所に指定した、コンビニに到着するとしもちゃんが待っていた。

ユウさんはまだ来ておらず、お互い夕飯がまだだったので、買い物しながら待つことに。

程なくして、ユウさんも到着。彼から「コンビニの外にいる」というラインが届いた。

コンビニを出て、ユウさんの姿を見て驚いた

遠方から来ているせいなのか、イベント用の荷物があったせいなのか、彼の傍らにはこれでもかと言うほどに想像以上の大荷物があった。

大きなキャリーバッグと、何が入っているのか大きな袋が2つ彼の横に置いてあった。

「自分も買い物するから荷物を見ていてくれ」とキャリーバッグを渡され、私は荷物をコンビニの外で見ていることに。

 

しもちゃんとユウさんの買い物を待ちながら「それにしても大荷物すぎないか…?」とユウさんの荷物を漁ることに。大きな袋漁ると大量の洗剤とか生活用品が出てきて「あいつアホだな」なんて思っていたが、

実はキャリーバッグ以外はユウさんの荷物ではなく、直ぐそばにいた外国人観光客の爆買いした荷物が置いてあっただけで、申し訳なく「Oh…Sorry…」と外国人に私が謝る羽目になっていたことを彼はきっと知らないだろう。

勝手に彼の荷物を漁ろうとした私が悪いのだが、コンビニの外から見えるレジで会計をしている彼に向って私は舌打ちを送るのだった。

あいつはこってりしたパンを買っていた。

 

2人は私の家に泊まることになっていたので、コンビニから我が家へ。

とりあえずご飯を食べて、特にすることもないので就寝。

 

―――

6月8日土曜日

ボクファン前日。

前々日からしもちゃん、ユウさんの2人と合流したのは勿論、前日準備の為だ。

 

軽く朝飯を食って会場へ向かう。

会場のレイアウトを考えるために一回下見に来ているので、迷うことなく来れた。偉いぞ、自分。

 

会場で他のスタッフさんとも合流。

さぁ準備を始めるぞ!ふーふーーーー!

 

準備した。疲れた。ふー!ふーーー!なテンションは維持できなかった。

 

一年半ぶりに会うムゥちゃんパネルは可愛かった。なんだこりゃ。可愛いぞ。そして写真を撮ることは忘れた。

思えば今回のボクファン、全然写真を撮っていない。撮るべきだった。忘れていた。

携帯の写真フォルダを見返してもあるのは

しもちゃんと一緒にした、会場の2階にあったワンちゃんの銅像のベストショット選手権の写真と

会場の裏口にあった灰皿がなんか透明に見えて嬉しくて撮ったやつくらいだった。

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―――

準備を終えて、腹ペコ&疲労

しかし我々にはまだ使命があった。

美味しいと噂のハンバーグ屋さんに行くことだ。

このハンバーグ屋は以前も行こうと言っていたのだが、その時は結局行けず食べることができなかったのだ。

この2回目のハンバーグチャレンジ逃してはならない。先帝の無念を晴らすのだ。

 

と意気込むものの腹ペコ&疲労状態ではやはりめんどくささが勝ち、近場のサイゼリヤで夕飯をすますのであった。

今日じゃない。明日が一番大切な本番なんだ。無理はできねぇ。

―――

 

6月9日 ボクファン当日

 

来てしまった。来ちまった。

朝からわりと緊張していた。あまり覚えていない。

 

昨日と同じ電車に揺られているのに気持ちはだいぶ違う。

気持ちを落ち着かせるために電車内で「SNOW」をインストールした。

特に意味はない。ただ、なぜか「SNOW」インストールしてしまったのだ。

そのインストール以来「SNOW」を起動していない。

そして、後に会場でとある方にそのことを話したら「今はSODAがブームですよ」って教えて貰えた。またひとつ若返ることができた。

 

さて会場に着いた。

会場内の最終確認、打ち合わせ、もろもろ終えた頃にサークル参加者の皆さんが続々到着。

私は受付をしていたので、受付の席からサークル参加の皆さんが各々のサークルを設営するところを眺めていた。なんというか素直に感動した。

前日の準備で会場の準備はほぼほぼ完成していたが、決定的に足りないものがあった。

サークルだ。

どんどん設営されていくサークル、それに伴ってどんどん「ボクファン」が出来上がっていくような気がした。

「あぁ、ついに始まる」ってこの時やっと思ったのかもしれない。

 

サークル設営が完了する頃には多くの一般参加の皆さんが待機列を作っていた。

開場まで間もなくだ。

 

開場までにスタッフ、サークル参加者の買い物時間を設けていた。

「ひっひーーー!買うわよ!」受付をいったん離れサークルへ向かう。

しかし、やはりアホな私の財布には2000円しか入ってなかった。ホントアホだった。

私のボクファン買い物計画は開場前に脆くも崩れ去った。

 

そういえば、私はユウさんのサークルに委託で本と色紙を置いて頂いていた。

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手に取って頂いた方本当にありがとうございます。

お陰様で、資金ができ、千円札を握りしめてサークルへ向かうことができました。

(買えなかったやつは後日ネットで買いました)

 

―――

ボクファンが始まった。

私は受付で参加者を迎える。

隣で一緒に受付をしているスタッフの手際の良いこと。

無力な私は「アリガトゴザマース」とビンゴカードとアンケート用紙を渡すだけだった。すまねぇ。

 

さてさて、そんなわけで始まったボクファン。

楽しかった。

こんなに大勢の人が来てくれて、「おおおおボクファンだ!」って嬉しかった。

いろいろあったが、いろいろありすぎたんでボクファンの中身は割愛。

気が向いたらまたここに追記していくかもしれない。

 

あー、あとボクファンでリア友に遭遇してしまった。

当日の手伝いスタッフとして会場入りしていたのだ。

まぁビビった。仲がいい子だったけど、こういう同人活動しているって話はしたことなかったからほんとびっくり。

 

ビーチバレーとかの時間イベントも楽しかった。

マイクを持たしてもらってたけど、特に喋ってなかったのは反省。コミュ障なんすよ。

 

コミュ障のせいで参加者さんとも全然話せなかったな。

後からツイッター見て「あぁ!この方も来てたんだ!」ってなってた。しょぼん。

 

―――

ボクファンの終了がアナウンスで告げられる。

楽しい時間はあっという間というが、私はわりとあの時間はなぜか長く感じていた。

勿論、楽しくなかったわけではない。でも不思議と長く感じた。

 

スタッフだけになった会場を見て寂しさがこみ上げた。

「あぁ、終わったな」

いや、「あーあ、終わっちゃった」て感じだったかもしれない。

会場を片づける。並べた机と椅子を戻し、壁に貼っていたポスターや間違い探しを取り外す、余った頒布物を段ボールにしまう、持ち寄った備品も片づける。

 

何もなくなった会場にムゥちゃんのパネルだけ残してスタッフで記念写真を撮った。

セルフタイマーを使ってスタッフ全員で撮った写真は何年後かにも見直すのだろう。

 

その後は打ち上げ会場へ向かう。

荷物が多く、タクシーの定員オーバーで乗れなかった私は一人電車に乗って打ち上げ会場に向かう。

あえて言うが、「おめーの席ねぇから!ぎゃははは!」となったわけではない。スタッフにそんなこと言う人はいない。自ら志願しただけだ。というかしもちゃんがここでお別れだったんで見送りも兼ねて、タクシーに乗らなかっただけだが。

 

向かう前に少し寄り道をしようと休憩がてら梅田のルクアの屋上から梅田を見下ろしていた。

現実に戻ってきている気がした。

 

まぁ、まだ覚めるのは早い。

休憩を終えて、打ち上げ会場に向かう。

道に迷う。広い道路が渡れない。

どうなってるんだこの町梅田。

会場は遠く遠くに感じた。

腹が減り過ぎてファミチキを食った。そういや、朝から何も食べていない。

ボクファンの間は全くお腹がすかなかったのに、急に減ってきた。

 

打ち上げ会場に着いて早速おにぎりを2つ食った。生き返った。

 

―――

打ち上げにもたくさんの方が来てくれた。

ミクリさんすげーなーってぼーっと思ってた。

そんでもってここでもコミュ障は発動していてあまり喋れなかった。

ケーキ美味しかった。飲み物めっちゃ飲んだ。

楽しい時間もそろそろ終わりが見えてきた。

 

―――

 

そんなこんなで今現在。

しっかり今まで通りの生活に戻っている。

仕事に行って、帰ってきてご飯を食べて寝る。

今まで通り。

ひとつ違うことは、帰ってボクファンの準備をしなくなったことだ。

これが今は寂しく思える。気がする。

大変なこともあったけど、それより楽しかったことが多いのは明白で、ボクファン1、ボクファン2両方ともスタッフとして参加させていただけたことを光栄に思う。

私なんかができたことって本当に些細なことだ。

それでも誘ってくれた主催のミクリさんには感謝しかない。

他のスタッフさんもほんと凄くて、すげーなって感じでした(小並感)

 

そんなわけでボクファンの振り返り。

またこんな楽しいイベントがあればいいなと期待して今日も眠ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バトガの話

 

5月31日(金)

 

「バトガ、サービス終了やって」

 

 

 

仕事が終わって、ケータイを見ると、某氏からそんなメッセージが届いていた。

「ついにこの時がきたんだ」と私は少し、力が抜けた。

そして、「意外と泣ける」と短い言葉を某氏に返信したのだった。

 

「バトガ」とは

コロプラから配信されているソーシャルゲームバトルガールハイスクール」のことだ。

colopl.co.jp

 

神樹に選ばれた女の子たちが「星守」になって、「イロウス」と呼ばれる謎の侵略者に奪われた地球を奪還する…そんな物語のアクションゲーム。

 

「先生!3時間目の授業は、渋谷奪還ですね!」なんてCMがリリース当初、テレビで流れていたのを今も思い出す。

そんなバトガがサービス終了するという悲報を受け、少し思い出に浸ってみたくなったんだ。

でもまぁ、めちゃんこ詳しいわけでもなく、にわかファンみたいなもんなんで、変なこと言ってても許してやって下さい。

 

私がバトガを始めたのは、サービス開始した2015年4月すぐに!と言うわけではなく、開始して2ヶ月くらいすぎた頃だったと思う。

「星衣(せいい)ギャラクシー」のカードが実装された頃だと記憶しているので、多分間違いないだろう。

www.youtube.com

※星守達は星衣と呼ばれる衣装を着るとこで戦う力を得る。(まぁ、星衣でなくても、メイド服とか浴衣とかそんなんでも神樹の力を借りて強く戦えるのだが)

 

バトガを始めて楽しかった。

あんまりしないタイプのゲームだったし、「ソシャゲってこんなゲームもあるんだ!」とガラケー世代には衝撃だったんだ。

 

サービス当初の星守は15人の女の子だった。(今は仲間も増えて15人より多いが)みんな中学生か高校生で個性豊かだ。星守は高校生までしかなれないのだ。

wiki.dengekionline.com

 

そんな15人の中で私が好きになったのは、火向井ゆりである。

wiki.dengekionline.com

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ゆり先輩だ。高校2年生だ。威厳がある(ない)。凄い。

 

ゆり先輩のカードが欲しくて、ゆり先輩の新しいカードが実装される度にガチャを回した。持ち前の引きの弱さで中々出なかった。

 

しかし、バトガは凄かった。私の引きの弱さを補う神がかったシステムが搭載されていた。

「星4のカード(最高レア)」もしくは「神樹の果実(同じ星4のカードを引いたときに貰えるアイテム)」を3個と引き換えに好きな星4カードが貰えるのだ。

昨今のガチャのシブいゲームが多い中、非常に良心的だった。しかも女の子が可愛い。一生ついて行ける気がした。

 

まぁ、運営さんもやはりこのシステムは良心的すぎると気づいたのか、2015年の12月にはこのシステムはほぼなくなってしまったわけだが。

 

そんな良心的なシステムは早々になくなってしまったが、ゲームは続けた。

楽しかったし、可愛かったし。

 

いくら急に武器ガチャという追加してほしくなかった新たなガチャシステムが出ても、

10連ガチャで星4確定ガチャがなくなったとしても、

どんどんインフレしていって過去のカードじゃ全然戦えなくなっても、

1日限定の闇鍋ガチャで石を搾取されても、

イベントと言う名の持ち物検査で全然クリアできなくても、

ストーリーがあんまり面白くなくても、

女の子の顔がなくなるバグがあっても、

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なんやかんや楽しくプレイしてた。

 

なんて悪い思い出を並べてみたが、勿論良いこともいっぱいあった。

 

アイドル計画で歌がでて、それをきっかけにバトガの曲がたくさんリリースされたし、(カラオケに入った時は嬉々してカラオケに赴いた)

www.youtube.com

誕生日イラストは可愛かったし、

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コラボカフェにも行ったし、

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ランキングイベントで上位入賞したこともあったし、

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アニメ化もしたし…

 

そんな楽しい思い出もたくさんくれたんだ、バトガは。

 

非オタの友人に半ば無理やりバトガを始めさせたら、思いのほかハマってくれてバトガのことを話す友達ができたのは本当に嬉しかった。

「次のイベント何かなー?」

「誰のカードが実装されるかなー?」

「ここのステージ難しすぎひん?」

こんな他愛もない会話がほとんどだったが、同じ話題を共有できることが長く続けられた要因の一つであるだろう。

 

私はアニメはイッキ見より、リアタイで追う方が面白いと思う。

アニメの放送を見て、次の放送まで待つ時間に

「次はどうなるんだろう?」「あのキャラはなんだったんだ?」と通勤の電車の中で思考を巡らす。待ちに待った、放送日にはテレビの前にかじりついて放送を楽しむ。そのルーティーンがイッキ見より作品を濃厚に楽しめる気がするからだ。

 

バトガでも同じような感じだった。

「次は何かな、次は何かな」と友人とワクワクしながら話す時間はゲームをしている時間より楽しかったのかもしれない。

バトガのなんか面白いスクショも送りあった。なにがそんなに楽しかったのか分からないが、今でもケータイのカメラロールにたくさん残っているスクショみると頬が緩む。

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そういえば、コミケでバトガの本も買った。

ツイッターでよく拝見させていただいていた方の本で買えて嬉しかった。

 

前はツイッターにもバトガのことを頻繁に呟いていたと思う。

ガチャ結果とかここ可愛いとか。

傍から見たら気持ち悪かっただろう。

気持ち悪いこと呟いていたし、フォロワーにバトガしている人は多分いなかったし。

 

バトガを一緒にしていた某氏が初めて課金するときは付き添った。

バトガに課金が初めてじゃない。ゲームに課金自体が初めてだったようで、恐怖に顔色が悪くなっていた彼の顔を今も思い出す。

しかし、彼は引きが良かった。課金したら出た。

課金しても私は出なかった。妬むこともあった。

ゆり先輩に嫌われる時期もあった。自暴自棄になって、飲めないお酒も飲んだ。別の子に浮気もした。最後は仲直りしたけど。

 

あぁ、非常に見づらい文で読んでいてくれる方がいたら申し訳ない。

サービス終了と聞いてどうしても思い出に浸りたくなったんだ。

思い出したままにつらつらと書いているせいかまるでまとまりもないし。

あれだ、花さか天使テンテンくんの最終回で、ヒデユキ君がテンテンくんとの思い出をお話にしようとするけど、思い出がいっぱいありすぎてまとまらないやつだ。

「ゆりとの思い出が多すぎるよ…っ」

そんな気分だ。

花さか天使テンテンくん 17 (ジャンプコミックスDIGITAL) Kindle

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B073JGP1R8?ref_=dbs_mng_calw_16&storeType=ebooks

 

そういえば、「サービス終了する」とは随分前から噂になっていたと思う。

ストアのトップセールスにも並ばなかったし、ユーザーが少なくなっていることはゲームをプレイしていても伝わってきていた。

しかし、こうしてアニメ化もし、ゲームのメインストーリーを最後まで見れたことは本当に喜ばしい。運営へ感謝の気持ちでいっぱいだ。

 

とまぁ、本当に楽しませて貰った。

バトガをプレイしていた某氏に「終わったね」とメッセージを送ったら、

「もしかしたら、青春だったかもしれない」と寂しげに電話をかけてきた。

 

某氏が仕事に悩んでいるときにバトガを始めさせ、某氏は仕事に悩みバトガを辞めた。

そんな彼が「青春だった」と言うのならばきっと青春だったのだろう。

 

 

 ゲームは今年の7月31日をもって終了するが、まだ、私たちを楽しませてくれそうだ。他のゲームとのコラボに、記念本。

記念本は買おうかなと思う。

私がバトガをやっていた証明になると思うからだ。思い出を形で残したいと思うのだ。

 

こんなことを書いているが、私も最近はほぼほぼログイン勢だった。

イベントはしていなかったし、メインストーリーが追加されたらプレイしていたくらいだ。

 

今となってはそのことが心残りだ。

「最後までついていく!」なんて始めた当初は言っていたのに、このざまだ。

だから、もう終わると分かっているけど、あと少しの間しかみんなにゲームで会えないけど、またバトガを楽しんでみようと思う。

最近のカードは全然ゲットできていないが、手持ちのゆり先輩のカードを眺めよう。

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持ってないカードも多いが私の割には頑張った方だろう。

 

ありがとうバトガ、ありがとうコロプラ

ありがとうムミシタン。

 

さて、FGOの種火を集めるか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ソシャゲのガチャの話

「私は運がいい」

 

そう思うようになったのはいつからだろうか。

正確にはそう思い込むようにしていたのだが。

 

運が悪いと思い込めばそれだけで運が逃げていくような気がして、突発的な良いことが少しでもあると「あぁ、なんて運がいいんだ!」と思うことで、ネガティブな私をちょっぴりポジティブな私に変換していたのだ。

 

たったそれだけのことだが、救われていたのだ。

 

―――――――――――――――――――

 

さて、去年の7月、飲み会の場で私は友人に勧められとあるソーシャルゲームを始めた。

 

この頃、他のゲームをほとんどしていなく、社会人になって友人達とも会う機会は少なくなっていたので、共通のソシャゲをするということはとても楽しい気がした。共通の話題を持つことで連絡を取る機会が増えると考えたのだ。

 

その飲み会に参加している私を含めた4人のうち、2人は既に始めており、私ともう1人が新しく始める状況で、そのソシャゲのことを話す用の4人のライングループすら作った。嬉しがりなんだ。

 

そんなわけで始めたゲームだが、ソシャゲにはやっぱりガチャが存在する。

 

このゲームは世間でも大層人気のゲームなので始める前から、私も名前だけは知っていた。

 

そして、名前の他にもう1つ私はそのゲームに関する情報を持っていた。

 

「このゲームはガチャがとことんシブい」

 

名前とガチャのシブさしかしらない私であったが、ゲームは楽しかった。

 

とても楽しかった。

 

友人に逐一ラインで近況も報告した

 

「レベルMAXになったよ!」

 

「ここのクエストクリアできんのやけど!」

 

「このキャラ可愛い!」 

 

なんて、はしゃいでいた。久しぶりに友人とやるゲームは楽しかった。

 

 

さてさて、そろそろ本題に入るわけだが、私はこのゲームを初めて、欲しいキャラを見つけた。

 

勿論、そのキャラクターをゲットするにはガチャを引かなくてはならない。

しかし、そのキャラは恒常のガチャでは排出されない。

 

ガチャのラインナップにそのキャラがピックアップされないとガチャから排出はされないのだ。

なので私はガチャはひかず、その欲しいキャラがピックアップされるまで待つことにした。ガチャに使う石を貯めれるだけ貯めようと思った。

所謂、ガチャ禁だ。(まぁ、欲に負けて関係ない場面でちらほら引いてしまうのだが)

 

課金する程のお金もないので無償の石だけでどれだけ貯まるか分からないが…。

 

 

そして、今年の1月某日

 

お目当てのキャラクターのピックアップがきた。

 

ゲームを初めて半年が過ぎていたので、そろそろ来るだろうと予測すらしていた私だ。ゲームにもすっかり慣れてきていた。

 

ガチャ石は630個まで貯まっていた。

 

ガチャは石3個で1回、回せる。

 

つまり210連分のガチャが引けるのだ。

無償の石だけでこんなに引けるのだ。これは凄い。

 

因みに買うと石1個120円する。

630個で75,600円分だ。(石はまとめて買うとおまけでいくつか増えるので実際はもっと安く買えるはずであるが)

 

私に抜かりはない。

このゲームの先輩友人にも石が大体いくつあれば目当てのキャラが出るかリサーチもしている。

 

友人曰く「500個石があったらでる」だ

その友人も実際500個で2体引き当てている!

 

勝ちだ!私の勝ちだ!

ガチャのシブさなんか怖くなかった。

なんてたって75,600円分だ!これで出なかったら嘘だ。

 

10連ガチャを回す。

出ない。

まぁ最初だもの。そんなもんだ。

 

20連。

出ない。

 

30連。

出ない。

 

しかし、心は余裕。

なんたってまだまだ石はあるのだ!!

 

 

…さて、読んで下さっている方はもう察していると思うが、

私は石を全部使い切ってもお目当てのキャラを引くことができなかったのだ。

630個はあっという間に消えていったのだ。

 

絶望。

友人にすぐさま報告したら

「ラックが足りなすぎる」と言われた。

 

なんだと!私は運が良い方なんだ!なめんな!

 

すぐさまゲームのクエストを回って石を貯める旅に出た。

(クエストを一定クリアすると報酬で石がもらえる)

 

それからの日々はゲームしかしていない。

仕事から帰って 鍋を食べたら(鍋を食べる理由)、すぐゲームをした。

貯めては回す。貯めては回す。

かれこれ何回、回しているのかもう分からない。

報酬の石すらもう回収できる数が限られている。

 

しかし、まだでない。全然でない。

 

色んなガチャ宗教にも手を染めた。

乱数調整教、触媒教、描いたら出る教…etc

 

だがしかし、一向に目当てのキャラは出なかった。

 

そうなると私の頭にはあの文字が浮かぶ

 

「課金」

 

してしまうのか。私は。遂に課金に手を出すのか?

「課金したら出る教」という宗教があることも聞いた。

 

だが、すでに7万以上分のガチャを回しているのだ。

それに比べたら私が課金出来る額では頼りなさすぎるではないか!

 

私は悩んだ末、1万入れた。

 

無償で手に入れた石より遥かに少ないのに重みが違う。

スマホを持つ手が震えた。

1人では引けなかった。

 

わざわざ友人と会う日に課金して、友人の手を握って引いたくらいだ

 

全身全霊。

これがお金の力だ。

お金は何にも勝る最強の武器なのだ!

 

回るガチャ画面。

その画面が怖くて見れない。見ていられない。

何度も目を逸らしそうになった。

 

だが、目を逸らしてはいけない。

何故かそう強く思った。

 

そしてその1万は消えた。目当てのキャラはまたしてもでなかった。

 

私は泣いた。

(課金している人に比べたらたかが1万なんだろうが)

 

別の日、私はまたお金を入れた。

これで最後、これは諦めるための課金だ。

ここで出なかったら、そういう運命なんだ。

きれいさっぱり諦めよう。

 

そんなまるで恋のような感情でまたガチャを回した。

 

この前のように友人は傍にいない。

握れる手はない。

そのかわりに電話を掛けた。

私は言う。

「今から引くから聞いててくれ」

 

「お。じゃあガチャが出そうな歌、歌ったるわ」

ヒトカラに来ている友人は「God knows」を歌ってくれた。

www.youtube.com

 

震える指先でガチャを回す。

回るガチャ画面。

もう何度も何度も見た画面だ。

ここで終わりじゃない。

その先の画面を私は見たいのだ。

 

 

 

そして、そう、また、出なかった。

 

 

泣いた。

焦がれた想いの矛先をどこにも向けられず、課金の背徳感で苦しんでいたら友人が

「俺はガチャでそんな必死になったことないから、必死になってるお前のそのお金の使い方は間違いじゃないよ」

と慰めてくれた。

 

少し。救われた。

 

諦めようと思ったのに、それからまたクエストを回り、再度10連した。

出なかった。

 

しかし、ここまでくると逆に諦めきれない。

お金は無いわけではない。

私の家の押入れにはもしもの時のためのへそくりがまだ何万かあるのだ。

いくぞ。私はもう止められない…。

 

 

―――――――――――――――――――

 

 

と、ここで終わるつもりであったが、書いている途中にコンビニに出かけ、その時、郵便ポストを覗いたら結婚式の招待状が投函されていた。

 

私の手に握られていた3万はご祝儀袋へ吸い込まれていった。

 

私を止めたのは人と人が育てた愛だった。

 

私は今日も運が良い。

 

ララピーを追いかけていた。

 

ララピーのお部屋|スーパーマーケット ライフのホームページ ~ 街の、あなたの、一番店でありたい。しあわせ印のスーパーマーケットです。

↑ララピーとは

 

Twitterで「ララピー」と検索するのはこれで何度目だろう。

以前からしていることだが、今年の1月からその頻度は急激に加速している。

今日も仕事の休憩時間に検索していた私は酷く悲しくなった。いや、絶望した。

 

もはや生活のルーティーンになってしまったこの行動はもう意味がなくなったのだ。

 

Twitterで「ララピー」と検索するとたくさんのファンが見つかる。

ファン同士で交流し、嬉々としてララピーの写真をあげている。しかし、私はそういった人をフォローすることもなければ、そのツイートをいいねすることもない。

ファン同士で交流することは楽しい。分かっている。より充実したオタク生活になるだろう。

フォローしないのも、いいねをしないのも私の自己満足なのだ。 

――――――――――――――――――

私がララピーを好きになったのは大体2年半前だったろうか。

それから本格的に熱が入るのはもう少し経ってからだが。

 

去年の11月、ライフ(スーパーマーケット ライフのホームページ ~ 街の、あなたの、一番店でありたい。しあわせ印のスーパーマーケットです。|トップページ)で新しいキャンペーンが始まった。

 

 

www.nabelife-11.com

https://www.nabelife-11.com/

 

冬のあったか鍋ライフキャンペーン第1弾。

対象の商品を買い、そのレシートを応募券としてプレゼントに応募する企画だ。

 

わざわざ、こんなところに書くのだから、すぐに察して頂けると思うが、当選するプレゼントの中に勿論、ララピーのグッズがあったのだ。

 

ララピーリュックにララピーポーチ。前者が抽選60名後者が抽選100名のなかなか狭き門である。

 

応募の為の対象商品はミツカンの「鍋つゆ」

応募期間は11月頭から11月末までの1ヵ月間。

 

この時、私の1ヵ月間の食事が決まったのだ。

 

それからと言うものの毎日鍋を食べた。

仕事から帰宅したらまず鍋を作った。

ひとつ食べてはララピーのため。全然苦しくはなかった。

 

しかもどうだ。

今まで杜撰な食生活を送ってきた私だが、鍋のおかげで野菜も肉も摂るようになったのだ。

 

ララピーは私の身体すらも健康にしてくれるのだ、生きている気がした。

 

あっという間の1か月だった。

応募数は12口分。

 

1人暮らしにしちゃ上出来だ。

 

ポストに応募はがきを投函しているとき、想像は止まらなかった。

ララピーのリュックとポーチを身につけ駆ける私を想像した。とても楽しそうだった。

 

そういえば、帰省した時、母にカバンにつけたララピーのキーホルダーについて尋ねられた。

細かい説明は省いたが、「スーパーのマスコットキャラで、今凄い好き」と言うことを伝えたら。

 

「あんたは、また、もう」と呆れられた。

 

「もう」とはなんだ。

 

思えば、母には呆れられてばかりだった。

小学生の頃、友達が少なく、男のくせに女の子に混ざってシール帳にシールを集めて、可愛い手紙の折り方を覚えて、なわとびをしていた頃も母の呆れた顔があったことを思い出す。

 

話がそれてしまったので話を戻そう。

 

プレゼントの当選発表は締切から約1か月後。1月の上旬だ。

重要なのは「商品の発送をもって、当選の発表」になることだ。

 

届くまで分からないのだ。

いや、「外れた」ことすら、時間が経たないと分からないのだ。

 

だから、私はこの1月から何度も何度もTwitterで「ララピー」と検索した。

 

プレゼントが届いた人は必ず呟くだろう。

「ララピーが当たった」

 

私みたいなやつだったら「ララピー」とは文章にいれず、「当たった」とだけ呟くだろうが、きっと「ララピーが当たった」と呟く人はいるだろう。

私は確信していた。

 

この場合、プレゼントは一斉に発送されるだろう。

 

つまり、「ララピー当たった」の呟きがTLにあるにも関わらず、私の手元にソレが無ければ……

そういうことなのだろう。

 

 

そういった理由で「ララピー」と何度も何度も検索したのだ。

「発送は約1か月後」としか公式が記載していないので、細かい日程は分からない。

 

私は検索し続けるしかなかったのだ。

 

そして、1月12日

「ララピー当たった」を見つけた。

 

足が震えた。手が滲んだ。

この日、私は朝から出かけていた。

帰宅するのは終電で、家に着くころは日をまたいでいるだろう。

 

「きっとそうだ、私のもとにも届いてる。やった!やった!」

寒い日だったが不思議と温かい。寝不足の頭はハイになっていた。

 

落ち着かない気持ちのまま帰宅してポストを覗いたが、

 

不在伝票は入ってなかった。

 

 

いや、まだだ!!!!!!!!!!

 

地域によって1日くらい到着の差はうまれるだろう。

明日だ、13日が勝負だ。

 

そんな、思いも虚しく13日にインターホンがなることはなかった。

 

 私は部屋で1人、胡桃を食べていた。

 

――――――――――――――――――

 

そして今日、仕事の休憩中、Twitterで続々と上がる当選報告を見ながら煙草を吸った。

見ろ、アラサ―だからタバコも吸えるんだ。

アラサ―でもララピーが好きなんだ。

 

「なんとなく送ったら当たった」なんて呟きを見たら煙が目に染みた。

 

 

しかし、実は私はまだ希望を捨てていない。

 

このキャンペーンには第2弾、第3弾があるのだ。

全く同じキャンペーンが3か月続いている。

第2弾が12月中、第3弾が1月中を応募期間としている。

 

つまりそう、まだ私の鍋生活は終わっていない

今日も食べた。美味しかった。

 

そして希望はこれだけではない。

 

第1弾の応募時、実家の住所でも別口で応募しているのだ。

 

もしかしたら、今頃実家に届いているのかもしれない。

 

そして荷物を受け取った母は

「あの子は、また、もう」と呆れながら、部屋の隅に置いているのではないだろうか。

 

次の帰省が楽しみで仕方がない。

 

私は生きている。